平字十五町目の「平廿三(にじゅうさん)夜尊堂」で23日、客殿「勢月庵」の落慶式が執り行われた。
廿三夜尊堂は、平字古鍛冶町の菩提院がかつて建っていた場所に位置し、1919(大正8)年に移転した後、当時の住職と地域の人たちが発起して建立されたいわれがある。
境内の休憩所は毎月23日の縁日に合わせて参拝する人が歓談の場として利用しているほか、不登校の子どもたちを支援する活動「Harappa」が行われているものの、老朽化しているため新たな建物を整備することを決めた。
勢月庵の名は、廿三夜尊堂本尊の勢至菩薩の「勢」と、二十三夜月待信仰の下弦の月の「月」から採られた。広さは約130平方m。建物の中にも月を想像させる意匠を取り入れている。
引き続き参拝者の接待や、子どもたちの居場所作りに活用していくとともに、地域活動の拠点となるよう、菩提院を通じて貸しスペースとしての機能も計画している。
菩提院の霜村真康住職によると、平廿三夜尊堂境内全体の環境整備にも努め、いわき駅前大通りの歩道を舞台にした「たいらほこみち」との連携を図っていくといい、「多くの皆さんが集い、にぎわう場所となればうれしい」と笑顔を見せる。
落慶式では霜村住職らによる仏事に続き、完成を祝し、磐城じゃんがら遊劇隊が郷土芸能・じゃんがら念仏踊りを披露した。
(写真:落慶式に合わせて披露されたじゃんがら念仏踊り)
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地域のにぎわいにも寄与 平廿三夜尊堂に客殿「勢月庵」完成





