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いわき市教委 遊びを通じて学び深める「プレイフル・ラーニング」導入検討
市教委は遊びを通じて学びを深める「プレイフル・ラーニング」を積極的に取り組む方針を示した。この考え方は慶応大名誉教授で、文部科学省の中央教育審議会(中教審)の委員も務める今井むつみ氏が提唱しており、算数の分野では認知心理学の観点からカードを使って楽しく学べる。
平沢洋介市教育長が28日、定例記者会見の中で語った。全国のいくつかの自治体ではすでに実践しているという。
導入に向けた動きの背景には、いわき市が本年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で、小学校・中学校どちらもすべての教科で全国平均を下回った点が挙げられる。
特に中学校の数学を学力層別で見ると、正答率が低い中間下位層と下位層が全体の6割近くを占める。平沢教育長は「小学校の算数でつまづいてしまい、概念が分からないまま中学校に進学していると考えられる」と指摘する。
一方で意欲的な子どもたちに向けた学びの機会も重要とし、人工知能(AI)も活用しながら、個別最適な課題の出し方に関しても検討すると重ねた。
学力向上に向けては、先進自治体の授業のやり方や工夫している部分も取り込む。全国学力テストの結果が上位の秋田県のうち、いわき市と親子都市の由利本荘市に9月7〜18日に教員3人を派遣。小学校の英語、中学校の数学に加え、管理職としての指導力について学んでくる。
平沢教育長は「子どもたちの未来のため、主体的な学びが実現できるよう、これからも教育のあり方を考えていきたい」と強調した。
(資料写真:いわき市教委が入る市役所東分庁舎)