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「感謝の気持ち届ける」磐城高吹奏楽部 3年連続25回目の全国大会へ
第74回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟などの主催)の高校の部が11月1日、アクトシティ浜松(静岡県浜松市)で開催される。いわき市からは東北代表として、磐城が3年連続25回目の全国大会出場を決めている。
吹奏楽が盛んないわき市をけん引する団体として、目標は2015(平成27)年以来11年ぶりの金賞だが、それ以上に「お世話になっている人たちに感謝の気持ちを届け、聴く人が感動できる演奏」の実現に向け、最後の練習に励んでいる。
披露するのは、課題曲はIV「管楽器のためのフィナーレ」(伊藤康英作曲)、自由曲は「バレエ音楽『ヨゼフ伝説』より」(R・シュトラウス作曲)。
課題曲は古典音楽で知られるソナタ形式をモチーフにしているため、部員たちは楽曲の構成を丁寧に理解して実際に吹いている。自由曲は旧約聖書に登場するヤコブの子・ヨセフの物語に基づいた作品。木管楽器による甘美なメロディーや、金管楽器による華々しい響きが特徴的で、どの奏者にも高い技術が求められている。
部員64人を率いる部長の佐藤孝春さん(17)=3年、トロンボーン=は「自分たちができる最高の演奏を通じ、会場にいる方々に感動してもらいたい」と話す。
進学校ゆえ他の全国大会常連校のように、練習時間を長く取ることはできない。だからこそパート練習や合奏の中で、互いに率先して修正を図っている。ただ先輩たちも同じように取り組んできたとあって、彼らにとっては特別なことではない。
「全国大会直前だからこそ、音楽の基本的な部分をもう一度しっかりと見直す」と佐藤さん。本番前の独特の緊張感に包まれているが、気負いはない。練習場所の百十周年記念館(ピークス110)には「全国大会金賞」の文字が掲げられている。佐藤さんに目標を聞くと、「金賞」と胸を張った。
(写真:全国大会に向けて練習に励む磐城高吹奏楽部)