先日、テレビでシンガー・ソングライターの米津玄師さんが、宮﨑駿監督からジブリ映画『君たちはどう生きるか』の主題歌制作をオファーされたとき、「光栄であると同時に、ものすごく恐ろしかった」と語っていた▼そしてさまざまな葛藤を経て、数年がかりで出来上がったのが『地球儀』だった。初めてその曲を宮﨑さんに聴いてもらいに行ったとき、米津さんは「まるで死刑台に上るような気持ちだった」と吐露してる▼またぞろ『いわき市歌』をリニューアル」しようという動きがあるという。こんな動きは何年ぶりだろう。前回、改革派のやり玉に挙がったのが2番の歌詞〝炭鉱(やま)や工場に〟だった。「炭鉱はもう古い」「いや、炭鉱という歴史があってのいわきに、この歌詞は欠かせない」という意見が相対した▼市歌をリニューアルするには様々な意見がぶつかることだろう。さて、どういう手順で新しい曲を作ろうというのか。生半可な覚悟ではできない。
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