■J2第1節 いわきFC0―1水戸ホーリーホック(24日、Ksスタ)
▽得点【水】安藤(前25/PK)
Jリーグデビューを果たしたDF大西悠介(22)は「普段と違う光景に緊張したが、対人の部分では自分の良さが出せたと思う」と振り返った。水戸の選手に当たり負けしないフィジカルの強さを見せ、90分間走り続けた。
国士舘大からの新加入選手で、本職はボランチだが、田村雄三監督(41)からは右センターバックを任された。一番後ろの位置から俯瞰(ふかん)して、試合と向き合えたことは収穫となったが、「試合の展開を読む難しさを感じた。まだまだ監督が求めるレベルには達していない」と語る。
ポジション争いが激しいことも自覚する。「生き残っていくため、幅を広げていきたい」ときっぱり。きょうの点数は何点かと聞かれると、「10点中3点」と厳しい評価を下した。
次節のホーム・岡山戦に向け、すでに気持ちを切り替えている。「まずは早くきょうの映像を見て、どこがダメだったかを確認したい。自分のプレーを見直したい」と顔を引き締める。
こうした思いに、田村監督も「しっかりと支えていきたい」と応える。大西の秘めた闘志が、チームの飛躍のカギになるに違いない。
(写真:攻守にわたって積極的にプレーした大西)
いわきFC