■J2第8節 いわきFC3―0藤枝MYFC(3日、ハワスタ)
1ゴール1アシストの活躍を見せたMF西川潤(22)。試合後に3点目となるPKについて、「蹴っていいですかと聞いたら、『行ってこい』と言ってもらえました」と、本来のキッカーであるDF照山颯人(23)とのやり取りを明かした上で、「どんな形であれ、今季初得点を挙げられてうれしかった」と思わず顔をほころばせた。
パリ五輪世代の西川は今季、J1セレッソ大阪から育成型期限付き移籍で加わり、早くもチームの中心としてピッチで躍動。広い視野と質の高いプレーは仲間たちも信頼を置いており、ボールの出しどころに悩むと、西川にパスを出すシーンも多い。
「困ったときのヘルプというのは、すごく意識しており、味方との連携を大切にしている。一つタメができれば、チームとしても前進しやすくなる」と西川。献身性を大切にしながら、攻撃の起点としてのプレーを心掛けているという。
周りの動きもしっかりと見えており、落ち着いて試合にも臨めているとも強調する。アシストとなったMF山口大輝(26)とのワンツーも、こうした部分が生まれている。
次戦はJ1経験のある横浜FC。「連戦になるが、しっかりと分析していい準備をしていきたい」。さらなる西川の飛躍が期待される。
(写真:今季初得点となったPKに臨む西川)
いわきFC