サッカー・明治安田J2リーグの第18節として、7位のいわきFCは2日、ホームのハワイアンズスタジアムいわきに、5位のベガルタ仙台を迎えたが、1-2で敗れた。いわきの通算成績は7勝6分け5敗の勝ち点27。順位は前節より1つ落とし、20チーム中8位に付けている。
いわきは前半の立ち上がり、コーナーキックから失点を許して0-1で折り返すも、後半開始早々にFW加瀬直輝(23)が敵陣右からクロスを上げると、FW谷村海那(26)がペナルティーエリア中央で右足を合わせ、同点に追いついた。
しかしすぐさま、ゴール前でこぼれ球を押し込まれて勝ち越し点を献上。それでも攻撃の手を緩めず、後半のシュート本数は仙台の4本に対し、いわきは11本と大きく上回ったように、相手ゴールに果敢に迫ったが、あと一歩及ばず。本拠地に4849人が詰めかけた前半戦最後の「東北ダービー」で、白星を手にすることはできなかった。
試合後のインタビューで、田村雄三監督(41)は「前半はブレーキのかかったような試合だった。後半のようなプレーが最初からできるよう、トレーニングを積んでいきたい」と述べた。
2試合連続ゴールの谷村も「前半は全員が不完全燃焼だった」と指摘。ハーフタイムで修正を図ったと明かし、得点シーンに関しては「クロスが来ることを信じていたので、あとはボールを枠に入れることだけを考えた」と振り返った。
次戦は天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会の2回戦として、12日午後7時からアウェーのソユースタジアム(秋田市)で、同じJ2のブラウブリッツ秋田と対戦する。秋田には公式戦で1度も勝利していないが、「相手に合わせないことが一番。自分たちのサッカーをすれば必ず勝てる」と力強く語った。
(写真:2試合連続でゴールを決めた谷村)
いわきFC