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いわきFC×東日大昌平高 子どもたちに魚さばき体験 テレビ番組の企画から発展

 サッカー・J2いわきFCと東日大昌平高共催の「さばこう!食べよう!魚さばき体験教室inいわきFCパーク」が22日、常磐上湯長谷町の同パーク内・いわきFCステーションで行われ、市内を中心とした親子らが真アジのさばき方などを学んだ。
 今年1月に放映されたテレビ東京のビジネス共創番組「田村淳のTaMaRiBa」のなかで、「高校生×Jリーグシャレン! ユース 地域創生アイデアピッチ大会」と題した高校生たちの地域課題への取り組みから生まれたイベントで、同校の生徒たちがいわきFCと協力し、地域活性化を図るためのアイデアとして企画された。
 魚食の普及とともに〝常磐もの〟のおいしさなどの魅力発信に努めている「いわき魚塾」(塾長・鈴木孝治山常水産代表取締役社長)の協力を得、鈴木塾長とメンバーの大友国広大友水産代表取締役らが講師を務めた。また、この日に向け、「探究活動」の授業の一環として今春から準備を進めてきたという同校の2年生5人も講師を務め、参加した小、中学生と家族にアジのさばき方を伝授。参加者たちはアドバイスを受けながら頭を落とし、内臓を取って3枚におろし、小骨を抜く作業を丁寧に進めた。
 釣りが趣味という市内の小学5年生の伊藤壮祐君(10)は自分で釣った魚をさばけるようにしたい、と参加。「切るのが難しい」と感想を話し、真剣な表情でさばき方を学んでいた。さばいたアジはフライにし、参加者全員で味わった。
 一方、同校の生徒たちにとっては、この日がテレビ企画の延長線上にあった今回の活動にひと区切り。2年生の小野寺澪さん(16)は「活動を通じて魚食の普及を含め、後継者不足や風評被害で厳しい状況が続くいわきの漁業の現状について理解が深まった。魚への興味も高まったので、これがゴールではなく、(仲間と一緒に)何かやっていければ」と話し、懸命に年下の子たちに魚の魅力を伝えていた。
 (写真:東日大昌平高の生徒に教わりながらアジをさばく子ども)

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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