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いわきFC

いわきFC 大倉社長インタビュー<下>次世代が主役のスタジアム作りたい

 (2日から続く)サッカー・J2いわきFCは2025年、現在の体制となって10周年を迎える。引き続き運営会社・いわきスポーツクラブの大倉智代表取締役へのインタビューをお送りする。(全2回の2回目=1回目は<こちら>)
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 ――選手の移籍金の一部を、こども食堂の支援に充てる取り組みも始めました
 選手たちを育てることがクラブのみならず、地域の人たちのためになるよう、昔からやりたかった。いわきFCの選手たちにも移籍金が発生するようになり、ようやく始められた。
 ――ホームタウンをいわき市・双葉郡から広げる考えは
 今のところはない。まずはいまのホームタウンに対し、もっとできることはないかを考えていきたい。ただ浜通り以外の自治体からの問い合わせも受けており、大変ありがたいことなので、真摯(しんし)に向き合っていきたい。
 ――ユース年代についての取り組みを教えてください
 県外など遠方から加入を希望する選手のため、いわき湯本温泉の旅館1棟を丸々借り上げ、寮として運用を始める。ただ本格的にユースの強化を図るというよりも、まずは他から来たいと思った時に受け入れる環境を作る。
 スカウティングに対するマンパワーもあって、従来通りいわき市やその周辺の子どもたちのためのユースである点は変わらない。
 ――スタジアムの整備はどのように進めていきますか
 人口減少・少子高齢化社会の中で、これだけの建物を作ることは賛否両論あると思う。地域の皆さんのお役に立てるよう、行政の方とも相談しながら整備を進めたい。
 6月にはJリーグに計画を提出し、2027年6月までに着工する必要があることから、場所に関しては3月から5月の間に公表したい。民設民営の考え方も変わっておらず、さまざまなステークホルダー(利害関係者)と話し合いを重ねている。
 これまでと同じく有識者による分科会も継続しており、子どもたちから意見を聞くユースフォーラムも引き続き行ってきた。また多くの方に理解が得られるよう、100ページ程度の冊子のビジョンブックを発行する。これからの時代を担う世代が主役となるスタジアムを作りたい。
 (写真:たくさんのサポーターが詰めかけるホーム・ハワイアンズスタジアムいわき)

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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