いわきFC
いわきFC ルヴァン杯120分で決着つかず 大宮に3-3でPK戦の末に惜敗
サッカー・J2のいわきFCは26日、YBCルヴァン・カップの1次ラウンド1回戦として、アウェーのNACK5スタジアム大宮(埼玉県さいたま市)で、J2のRB大宮アルディージャと対戦し、延長戦の末に3―3(PK6―7)で敗れた。2年連続の2回戦進出はならなかった。
いわきは0―1だった23日のFC今治戦から、8人の選手を入れ替えて臨んだ。試合は前半16分、MF石渡ネルソン(19)が先制点を奪取。32分にはFW加藤大晟(22)が倒されると、相手DFはレッドカードで一発退場となり、数的有利な状況が生まれた。
しかし40分にクロスボールから失点を許し、1―1で前半を折り返す。後半もいわきが仕掛け、13分にゴール前に詰めた石渡が2点目を挙げた。一方で大宮も食らいつき、終了間際に再びクロスから同点とされ、2―2で延長戦に突入した。
延長前半9分、いわきはみたびクロスから得点を決められ、この日初めて追いかける展開に。だが地力を見せるいわき。12分、右サイドからDF五十嵐聖己(22)のロングスローをきっかけに、途中出場のMF加瀬直輝(24)がこぼれ球をしっかりと蹴り込み、再び同点とし、そのまま120分では決着がつかなかった。
PK戦はGK早坂勇希(25)のシュートストップもあり、8人目までもつれ込む熱戦となったが、あと一歩及ばなかった。
田村雄三監督(42)は「このメンバーで勝ちにいこうと挑んだ。相手より1人多い中で、PKまで行くことは誤算だったが、平均年齢21歳の若い選手たちが、いわきらしいサッカーを体現してくれた」と述べ、30日のアウェー・水戸ホーリーホック戦であらためて今季初勝利を目指す姿勢を示した。
(写真:試合後にサポーターのもとへあいさつに向かう選手たち)