天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権の2回戦として、いわきFC(J2・14位)は11日、ハワイアンズスタジアムいわきで、ブラウブリッツ秋田(J2・17位)と対戦し、1-2で敗れた。
天皇杯は2回戦からの出場で、田村雄三監督(42)が「普段リーグ戦に出場していない選手を多く起用した」と明かすように、直近リーグ戦の5-1で勝利したホーム・ロアッソ熊本戦から9人を入れ替えて臨んだ。
いわきは序盤から秋田に主導権を握られる場面が多かったが、前半は耐えてスコアレスで折り返した。しかし後半開始直後、クロスから立て続けに失点を許し、2点ビハインドと苦しい展開を余儀なくされた。
戦況を打開しようと、14分にMF山下優人(29)、20分にFW谷村海那(27)とFW熊田直紀(20)、36分にMF大西悠介(24)、DF石田侑資(22)を投入。すると前線が活性化し、40分に石田が自陣中央からパスを繰り出すと、熊田につながり、最後は谷村が持ち込んで右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。
さらに同点に追いつこうと猛攻を仕掛けたが、あと一歩及ばなかった。
試合後に田村監督は「(試合に出られず)悔しい思いをしている選手がいる中で、その気持ちをすべてピッチで出してほしいと送り出した。選手それぞれができること、できないことが分かったと思うので、あとは自分で感じて成長するしかない。きょう出たメンバーには期待したい」と語った。
(写真:後半40分、最後は自ら持ち込んで得点を挙げた谷村)
いわきFC
天皇杯2回戦 いわきFCはハワスタで秋田に1-2 谷村追撃も及ばず
