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いわきFC ホームで大分に4-0の快勝 今季初のクリーンシートで白星

 明治安田J2リーグの第27節として、13位のいわきFCは23日、ホームのハワイアンズスタジアムいわきに、16位の大分トリニータを迎え撃ち、4―0で快勝した。通算成績は8勝9分け10敗の勝ち点33。順位は1つ上げ、20チーム中12位に付けている。
 次節は30日、アウェーのアシックス里山スタジアム(愛媛県今治市)で、暫定7位のFC今治と対戦する。キックオフは午後7時。
 試合は前半13分、MF山下優人(29)の右コーナーキックを、MF柴田壮介(24)がペナルティーエリアでダイレクトに右足を振り抜いて先制点を奪取。終了間際には前線にパスがつながり、山下からのボールを右サイドを駆けてきたMF五十嵐聖己(23)がペナルティーエリア内で受け、そのままゴール右上に決めた。
 2点リードの後半も攻撃の手を緩めず、26分に五十嵐が右サイドから鋭いクロスを上げると、DF堂鼻起暉(26)が反応してこの日3点目。さらにアディショナルタイムには、途中出場のMF大西悠介(24)の敵陣左からのフリーキックを、同じく交代でピッチに立ったDF山田裕翔(24)が頭で落として得点を重ねた。山田にとってプロ初ゴール。
 いわきは試合を通して大分の猛攻を抑え、今季初のクリーンシートで白星を飾った。
 田村雄三監督(42)は「夏休み最後のホームゲームで、たくさんの方に声援を送っていただいた。試合の入りは良くなかったが、デザインされたセットプレーで1点を取れて、流れを引き寄せることができた」と振り返った。
 その上で「皆さんが期待していたクリーンシートでの勝利を果たせた。次の今治さんには(3月のホーム戦は0―1で敗れたが)シーズンダブルはさせない」と語った。
 (写真:先制点を挙げて喜ぶ柴田=中央)

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