次代のいわきを担うリーダーを育成することを目的に市教委が展開している「いわき生徒会長サミット」事業。先日、いわき生徒会長サミットの生徒たち27人が市長室や議場などを訪問した▼議場も市長室も、なかなか入れない場所とあって、生徒たちも大喜びだった。議場では、議員席に陣取った生徒たちに対し、根本茂議長が質問者を指名するなど、本来の議会の雰囲気が体験できたほか、市長室では市長しか座れない〝市長のいす〟で記念撮影するなど、生徒たちの笑顔がはじけていた▼今回の市長室訪問は、昨年12月に開かれた実践報告会で、清水市長が約束し決まったという。市長講話では、清水市長が自身の体験を通して、夢を持つことの必要性や大切さなどを説いた▼取材を通して見ていたが、参加した生徒たちは、めったに経験できないことが経験できて、今後につながると思う。この中から将来、議員席や市長席に座る人材が出てくることを期待している。
片隅抄