生徒会長サミットの生徒を対象とした、市中学生議会が先日、本番さながらに議場で開かれた。一般質問で中学生議員18人が登壇し、日ごろ感じている疑問や市政について市の考えをただした。正副議長も中学生議員が務めた▼中学生議会は、28年度に市制施行50周年、市議会も50年の節目を迎えることから、行われた。次代を担う子どもたちが市議会の模擬体験を通じて、市民生活と行政のかかわり、いわき市が直面するさまざまな課題について考えてもらうのが狙い▼公職選挙法等の一部を改正する法律が公布され、選挙権の年齢が満18歳以上となった。今回参加した生徒たちは、議会の役割や議会がどのように運営されているのかを知るいい機会になったと思う▼選挙のたびに、若年層の投票率の低下が懸念されている。昨年10月に行われた県知事選での20~24歳の投票率は15・05%だった。県議選の投票は15日。ぜひとも貴重な1票を投じて、権利を果たしてほしい。