先日、番組名は忘れたが、全国の警察の活動を紹介するテレビ番組を見た。その中に、交差点を右折してきた原付きバイクを白バイが検挙する場面があった▼「なぜ、止められたか分かりますか」の問いかけに、訳が分からない様子。三車線以上の交差点を右折する時、原付きバイクは、直接右折はできない。2段階右折をしなければならないのだが、高齢者とおぼしきその運転手には理解できなかったのだろう▼同違反で以前にも検挙されたことがあるということで、同情の余地はないが、この法律が施行されたのは昭和61年。それ以前に免許を取得した人は試験にも出てこないこと。道交法改正のたびに告知はするし、免許更新時には講習もある。分からなかったでは決して済むことではない▼講習に問題があるとは言わないが、更新時に新たな道交法の試験を実施し、合格点を取るまで更新させない。技能も含め、免許更新の見直しを考える時期に来ているのかもしれない。