先日、仙台に住む大学の同級生から、来月上京する用事があるので、予定が合えば東京で会わないかというメールをもらった。何人になるのかわからないがちょっとした同窓会になりそうだ▼通っていた大学の学科では、入学時の新歓行事で全員あだ名が付けられる。もちろん本人の申告が優先されるが、それがない場合、先輩達に付けられることがある。仙台の友人の場合がそれだが、足のサイズが大きいと言ったばかりに「大足」と呼ばれるようになった▼もちろん、強制ではないが、彼はそのあだ名を気に入っていたようで、今だに周りからはそう呼ばれている▼いつだったか、小学校で、あだ名を禁止し、男女に限らず、さん付けで呼ぶ方針にしたという記事を目にした。いじめにつながるからというのが理由だったが、その安易な発想に閉口した。親しみを込めて呼ぶのがあだ名だ。いじめにつながらないように指導するのも立派な教育だろう。教諭の「諭」を忘れている。