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目標は全日本選手権 車椅子ソフト「いわきASマナフイ」はつらつプレー
障がい者スポーツとして、2028年ロサンゼルスパラリンピックの正式種目を目指す「車椅子ソフトボール」。障がいの有無や性別・年齢に関係なくプレー可能な点が特徴で、いわき市でも本年度から県内初のクラブチーム「いわきASマナフイ」が活動している。選手たちは、常磐湯本町の障がい者教養文化体育施設「いわきサン・アビリティーズ」を拠点に練習を重ねており、他県チームとのリーグで腕を磨きつつ、来年の全日本選手権出場を目標としている。
12日には小名浜の三崎公園第8駐車場で、いわきを含む3チームの試合があった。車椅子は砂の上で進まないため、グラウンドではなく、平地のアスファルトで競技を行う必要があるからだ。
いわきには12人の選手が所属し、うち3人が市内在住者。発足から間もないため、他県からの助っ人が多いが、そろいのユニホームには市のブランドメッセージ「フラシティいわき」があしらわれ、いわき湯本温泉のフラ女将やスパリゾートハワイアンズ、吉田家具店(植田町)など市内の関係者が協力している。
チームの運営元・アダプテッドスポーツいわきで代表理事を務め、車椅子ソフトボールの普及に当たる坂裕明さん(39)は「車椅子ソフトボールのすそ野を広げるため、まずは多くの市民の方に触れてもらいたい」と語る。いわきサン・アビリティーズで、定期的に練習の機会を用意しており、短文投稿サイト・ツイッターの「@iwakiASmanahui」または、電話050(5361)0324まで、気軽に問い合わせてほしいと話している。