千葉県千葉市で来年3月25日に開幕する「第19回都道府県対抗全日本中学生女子ソフトボール大会」に向け、県内の中学生による県選抜チームが結成された。選手14人のうち、8人がいわき市の中学校に通っており、普段はしのぎを削るライバルが手を取り合って、日本一に向けた戦いに挑む。結成後最初の練習が3日、植田中で行われた。
宇川純子監督(喜多方市立塩川中教諭)が、守備を中心にチームを組み立てる中で、主戦に予定するのは、井上心暖さん(藤間・1年)。直球を中心にチェンジアップ、クイックを使い分ける右腕で、「精神面で崩れないピッチャーを目標とする」と語る通り、1年生ながら落ち着いた雰囲気を持つ。
井上さんは、10月の第52回いわき民報社旗争奪中学校新人ソフトボール大会の最終日、準決勝の小名浜一・植田戦と、決勝の泉戦を一人で投げぬいた。決勝は五回に猛攻を受けてコールド負けを喫したが、未経験者が多いチームを支える。「同じいわきの仲間が、選抜チームにいることは心強い。周りに声をかけることを大切にして、大会では優勝を目指す」と力強く語った。
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