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森雅子首相補佐官 LGBT担当にも就く 誰もが取り残されない世の中に
政府は17日、性的少数者(LGBT)に対する理解増進を担当する首相補佐官を新設し、森雅子首相補佐官(女性活躍担当)=参院福島選挙区、泉町黒須野=が兼任する人事を発令した。
LGBTを巡っては、3日に荒井勝喜首相秘書官(当時)が、性的少数者や同性婚について差別発言をし、更迭されたこともあり、岸田首相はLGBTを取り巻く問題に関して、積極的に取り組み姿勢を示す狙いがあるという。
森氏が任命に当たって、いわき民報社にコメントを寄せた。
森氏コメント LGBTの皆さまには、子どもたちを含むいじめや自殺、性被害、職場、学校、家庭内の孤立、社会福祉、コロナ禍での医療や看取りなど、多岐にわたる困難があります。
多様性を尊重し、包摂的な社会を実現していくことが国家としての成長と国民の幸福につながり、世界に貢献できるとする内閣の方針に沿って、これらの課題の解決のために、まずはさまざまな立場の皆様の意見をお聞きし、総理にお届けします。
誰もが取り残されない、生きづらさを感じない世の中にするために、G7(主要7カ国)の議長国として役割を果たせるよう、総理を支えて全力を尽くして参ります。