「いわきが33・8%で県内最低」? 夜間の交通事故防止に効果が認められる反射材地域別着用率でのこと▼県警が65歳以上の計790人を対象に反射材用品等着用推進モデル地区で実施した実態調査。地域別で見ると会津地区の50%をトップに相双、県北、県中、県南で幹並み着用率が40%を超えた。全体の平均は44・3%でいわきとは10ポイントの差がある。いかにいわきの高齢者が反射材を身に着けないことが分かる▼昨年、県内で日没後に歩行中の事故で死亡した高齢者は11人、全員が反射材未着用だった。春に向かって日没が遅くなったといっても、夕方6時も過ぎれば外は暗い。反射材を活用することで暗く見通しの悪い道路でも、ドライバーに早く気づいてもらうことができ、それが自分の身を守ることにつながる▼ただ、高齢者だけが注意しても、ドライバーも安全運転を心掛けなければ事故は防げない。ドライバー、高齢者ができる安全への取り組みが重要だ。