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いわき市 9月としては異例のインフルエンザ「注意報」 新型コロナは減少
いわき市のインフルエンザが、9月としては異例の「注意報レベル」に達した。27日に発表された県感染症発生動向調査報告で分かった。いわき市では18~24日の1週間で、13カ所の定点医療機関から、150人(前週比38人増)のインフルエンザが報告された。県内の保健所別では最多。
一つの医療機関あたりの感染者は11・54人(同2・46人増)と、注意報レベルの10人を上回った。保健所別では唯一の注意報レベルで、いわき市ではインフルエンザが流行に入っている。
県内全体では、82カ所の定点医療機関で、341人がインフルエンザとなっている。県内では例年11月ごろから、インフルエンザの流行が始まるとされ、翌1~3月にピークを迎える。
また、新型コロナウイルス感染症に関しては18~24日の1週間で、いわき市13カ所の定点医療機関で151人(同126人減)だった。一つの医療機関あたりの感染者は11・62人(同9・69人減)。
福島県全体では、82カ所の定点医療機関で918人(同581人減)。いわき市は会津の164人(同88人減)に次ぐ報告で、県北の107人(同15人減)と続く。新型コロナウイルス感染症は5類移行に伴い、インフルエンザと同じく週1回の定点把握としている。公表は毎週水曜日。