第48回お母さんの似顔絵作品展(いわき民報社主催)の表彰式が23日、小名浜の市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」で開かれた。金賞、銀賞、銅賞を受賞した60人の幼稚園、保育園・保育所、こども園の園児たちが家族と出席するなど、200人を超える人たちが来場した。
会場に展示された母親の似顔絵を前に記念写真を撮る大勢の家族、緊張した面持ちで賞状、副賞を受け取る園児を見守る保護者など、それぞれが情愛を深めた一日になった。
作品展は、毎年「母の日」に合わせて開催している。その歴史は、本紙創刊30周年を記念した1976(昭和51)年から始まった。開始当初は弊社ほか、協賛社を加え、市内の幼稚園などから作品を募集し、旧イトーヨーカドー平店で展示。旧大黒屋などの会場を経て、近年から華やかさを加味するため、作品展示と表彰式を市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」で行っている。
今回は市内62施設(20幼稚園・444点、17保育園・364点、16保育所・260点、9こども園・315点)の計1383点が寄せられた。作品は5月10日、市文化センターで、いわき美術協会顧問の佐久間静子さんを委員長に審査した結果、金賞10点、銀賞20点、銅賞30点、努力賞65点ほか、団体賞(50点以上の出品)に5施設を選んだ。
表彰式では、鈴木淳代表取締役社長が「この似顔絵展は本社行事として、長年市民の皆さんに親しまれている。62施設のご理解、ご協力で多くの素晴らしい作品が寄せられたことに感謝申し上げます」とあいさつ。佐久間審査委員長が「数々の特徴ある作品が寄せられ、審査は大変楽しいものでした。お子さんが母親を慕っている様子が作品を通じて伝わってきました」と総評した。
入賞を含む第3会期分の作品は30日まで、ら・ら・ミュウ2階に展示している。
(写真:鈴木社長から表彰される園児ら)
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