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草野心平の書画にスポット当てた企画展 小川の記念文学館で 6月まで開催中
小川出身の詩人草野心平(1903~1988)の書画にスポットを当てた企画展「草野心平の書画展」が、市立草野心平記念文学館で開催されている。心平は詩以外にも旺盛な創作意欲を示し、特に壮年期以降はアマチュアデッサングループ「竹林」を結成しながら仲間とスケッチ旅行も楽しんだ。
1965(昭和40)年から21回にわたり、日本各地で書画による個展を開いていたという心平の絵画、そして書、関連資料を同館や個人の所有するコレクションのなかから70数点展示している。6月8日まで。
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生涯にわたり1400篇もの詩を残したという心平。詩に出会う以前は絵画に心血を注いでおり、旧制磐城中(現磐城高)在学中には美術部「X会」に入部し、同館によれば「漠然とではあるが画家たらんとしていた」。
その後は詩人として活躍するようになり、再び絵筆をとるようになったのは1956年、心平53歳のとき、アマチュアデッサングループ「竹林会」を結成してからだった。
会期中は5月10日、6月7日にはギャラリートークがある。時間は午後2時から約30分。事前申し込み不要で、当日に観覧券を購入すれば参加できる。
開館時間は午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)。休館は月曜日。ただし5月は5日が開館で7日が休館。
(写真:心平の絵画が並ぶ展示会場)