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パリ五輪 いわき市ゆかりのバドミントン・大堀彩 力強いプレーも準々決勝敗退

 パリオリンピックのバドミントンは3日(日本時間3日夕方)、ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナで、女子シングルス準々決勝が行われ、いわき市ゆかりの世界ランキング10位・大堀彩(27)=トナミ運輸=は、同4位のカロリナ・マリン(31)=スペイン=に0-2(13-21、14-21)で敗れ、初めての五輪はベスト8で終わった。
 大堀は、両親が1995(平成7)年のふくしま国体に向け、バドミントン競技成年の部選手として福島県に招かれたことから、会津若松市で生まれた。6歳からバドミントンを始め、小学校時代はいわき市で過ごし、富岡高ではアジアユースで日本人初の優勝、世界ジュニア選手権でも準優勝と活躍。2016年からは富山県の実業団チーム・トナミ運輸に所属する。
 準々決勝の相手は16年リオ大会の金メダリストで、これまでの対戦成績は1勝1敗。力強いプレーを随所で見せたが、最後は突き放されてしまった。
 試合後のインタビューで、「自分の中ではいつも通り粘ることを意識したが、きょうのカロリナ選手は本当に強かった」と涙をこらえながら振り返った大堀。両親をはじめ支えてくれた人に感謝の気持ちを伝え、「オリンピックというのはやはり特別な舞台でしたし、この舞台にたどりつけて良かった」と語った。
 (写真:準々決勝を戦う大堀彩=上甲鉄撮影 読売新聞社配信)

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