福島県いわき市のニュースやお悔やみ情報をお届けします

ニュース

いわき市の25年度予算案 主要事業<3>命・暮らしを守る②

 (18日から続く)
 【II.命・暮らしを守る】
 2.医療/健康「医療の確保と将来人材の育成」

 新たな取り組みでは、救急患者受入強化支援事業に6967万2千円で、松村総合病院・常磐病院・かしま病院・呉羽総合病院を対象に、救急患者の受け入れに応じて補助金を交付。医師・看護師の人件費などに充ててもらう。
 拡充するものとしては、医学生応援修学資金貸与事業の6768万円。従来は病院ごとに修学資金を設定していたが、高校3年時に将来就職する病院を決めるのは難しいため、本人に直接貸与する形とする。
 診療所承継・開設支援事業は3250万円。新たに両親や祖父から継承し、診療所を営むことも加える。減塩食普及プロジェクト「いわきひとしお」推進事業は757万2千円で、市民の健康のため、減塩のプロモーションを展開する。
 継続としては、JRいわき駅北口の松村総合病院移転にあたってのいわき駅直結・医療施設整備事業(優良建築物等整備事業)に6億7265万9千円。医療人材確保の教育プログラムを提供するいわき地域医療学校事業は1045万6千円。
 3.暮らし「持続可能な地域づくりに向けて」
 県内の市町村初として、(仮称)動物愛護管理センター整備事業に2317万4千円。早ければ2028(令和10)年度にも、内郷綴町の旧ポリテクセンターいわき跡地に、動物の保護管理や愛護啓発を一体的に担う施設を作る。新年度は整備方針策定、整備地測量・概略設計を手がける。
 新規事業のうち、自治会活性化応援モデル事業は1450万円。地域の安全・安心、生活環境改善、伝統・文化、郷土芸能を活用した地域づくりを図るための活動に対し、経費の一部を補助する。
 高齢者世帯熱中症対策エアコン購入補助モデル事業は508万円。高齢者の熱中症リスク軽減を目的に、世帯全員が市民税非課税で自宅にエアコンない人に、上限5万円で購入費を助成する。
 自治会運営サポート事業、重層的支援体制整備事業はそれぞれ拡充し、474万4千円と1088万8千円を付けた。それぞれ新しく地域組織の活動・運営を支援するアプリ「結ネット」の活用や、既存の福祉制度の枠を超えた包括的な相談と支援の強化を図る。
 また外国人が安心して暮らせるよう、多文化共生推進事業に3034万4千円。多文化共生相談員の設置、日本語教室の開催、日本語支援ボランティアの養成に加え、留学生に勉学奨励費補助金を交付する。
 (写真:〈仮称〉動物愛護管理センターの予定地。ポリテクセンターいわきの手前に位置する)

PR:全国各地から厳選した「旬の魚」を吟味しすべて「生」からお造りいたしております

カテゴリー

月別アーカイブ

More forecasts: 東京 天気 10 日間

関連記事

PAGE TOP