遠野地区の夏を彩る「第59回遠野町じゃんがら念仏盆踊り大会」が15日、遠野町上遠野のやすらぎの杜遠野駐車場で開かれた。
盆踊り大会では恒例のじゃんがら念仏踊りが披露され、今回は深山田じゃんがら保存会、入上中天青年会、下根本青年会、入下青年会、根岸青年会の5団体が参加した。それぞれによる踊りを披露した後、やぐらを囲んで一斉に演舞し、打ち上がる花火とともに圧巻のステージを繰り広げた。
いわき地方の郷土芸能として、新盆供養の鎮魂の舞であるじゃんがら。遠野地区では市内他地区とは異なり、太鼓と鉦(かね)に、笛の音が加わるほか、リズムもやや変化している点が特徴だ。
会場では盆踊りやお楽しみ抽選会も行われ、遠野和紙で作った幻想的な明かりに包まれながら、多くの人たちが集い、夏のひと時を楽しんでいた。
(写真:じゃんがら念仏踊りに合わせた花火=比較明合成)
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