平窪の老舗中華料理店「華正樓」の店主吉野康平さんが、2022(令和4)年にオープンさせた豚まんのテイクアウト専門店。大きくてボリューミーな「濃厚あんのもっちり豚饅」は言わずと知れた人気商品だが、県産食品を使った〝変わり種〟もおすすめだ。
なかでも「海老にらまん」(530円)はパンチの効いた一品。主役は新地町の規格外ニラを有効利用するために農家と開発した「ニラパウダー」。これを当店自慢のもちもち食感の生地に練りこんだ。美しいひすい色の生地を開くと、プリプリのエビが一尾まるごとゴロリ。そして、あえて大きめにカットして食感を出した県産豚肉、特製のタレがみじん切りしたニラと絡み合う。寒い冬にエネルギーチャージできる同店の看板商品だ。ほかにも「旨塩豚まん」や「カレーまん」「ホタテ入りXO醤豚まん」など10種類以上のメニューがある。
現在はテイクアウトのみとなっており、購入品は自宅で温め直す必要があるが、今後は蒸したての肉まんを提供できるキッチンカーを導入予定。19日まで行っているクラウドファンディング(QRコード)の返礼品にも、魅力的な豚まんセットがあって大注目だ。