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「地元に影響でないよう対応」いわき市、商工会議所 架空融資の問題受けて
いわき信用組合が預金者に無断で開いた口座に架空の融資し、それを大口取引先の経営支援などに充てたとされる問題で、内田市長は21日、「(融資の申込書を偽造したなどとして刑事告発された)江尻次郎前会長は地元の企業に対して熱意のある方だったと思うが、法律に触れるとされる重大な事態になってしまったことは非常に残念」と述べた。
その上で市内の中小企業・小規模事業者の経営を支えている点から、「融資や預金の部分で影響が生じないよう、市と商工会議所、商工会、信用組合の関係団体と連携し、相談・支援体制を構築していきたい」と語った。
いわき商工会議所の小野栄重会頭は同日、「いわき信用組合には抱えている膿をすべて出してほしい。マイナスからの出発とはなるが、勤務している職員の皆さんには非はない。そうした方を応援するとともに、市内の中小企業・小規模事業者に影響が起きないよう注視していく」と話した。
(資料写真:いわき信用組合本部)