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いわき市長選 現職・内田広之氏が政策発表「国際防災都市目指していく」

 任期満了に伴う市長選(8月31日告示―9月7日投開票)に合わせ、再選を目指す現職・内田広之氏(53)=平、1期=が28日、市役所記者クラブで報道各社の取材に応じた。
 市長選には2期8年務めた前職・清水敏男氏(61)=常磐関船町=と、4度目の出馬となる元衆院議員の新人・宇佐美登氏(58)=小名浜=が立候補の意向を示しており、3人による選挙戦が予想される。
 内田氏は平下神谷出身。磐城高、東北大教育学部卒。東京大大学院教育学研究科修了。1996(平成8)年に旧文部省入省。文部科学省教育改革推進室長、福島大理事・事務局長などを歴任し、2021(令和3)年の市長選で初当選。
 1期目の実績としては、迅速な災害対応や医師数の増加、企業誘致の実現、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の平均正答率向上等を強調した。
 2期目に向けては「いわき再起動Ⅱ」を掲げ、医師招へい100人計画、給食費の完全無償化、防災庁誘致、市街地を含めた公共交通の充実などを表明。JR湯本駅前の再開発を通じ、いわき湯本温泉を東北一にすることや、四ツ倉駅西側の整備にあたっては医療施設の誘致も掲げる。
 また昨年12月に日本で初めて設置された「地域リーダー国際研修センター(CIFAL=シファール)」と連携し、「震災や水害を乗り越えてきた知見を生かし、国内外から注目される『国際防災都市』を目指していく」とも述べた。
 (写真:2期目に向けての政策を語る内田氏)

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