福島県いわき市のニュースやお悔やみ情報をお届けします

ニュース

アロハ議会始まる スタジアム巡る小名浜の可能性調査「地方創生の成功事例へ」

 市議会は5日、6月定例会が開会した。初日の本会議では日程を19日までの15日間とし、市は条例制定や補正予算案など議案26件を提出した。6月定例会は恒例の「アロハ議会」として、永山宏恵議長ら議員に加え、内田市長ら理事者もアロハシャツを着用し、熱い議論を交わす。
 アロハ議会は2006(平成18)年に映画「フラガール」の公開に合わせて企画され、15年の市制施行50周年のプレ事業として復活した後はコロナ禍を除いて継続している。
 内田市長は市制報告と提案要旨説明に立ち、サッカー・J2いわきFCの新スタジアム整備候補地が小名浜港に決まったことや、市内経済4団体から整備にあたっての財政面を含めた支援を要請された点をを踏まえ、予定する同港周辺のエリア価値向上に向けた可能性調査について述べた。
 「スタジアムの整備を契機に、周辺エリアの観光交流やインバウンド(訪日外国人)の充実、防災・交通機能の向上を検討する必要がある」と指摘し、市が新スタジアムにどのようにかかわるか検討を進めていくとする。
 その上で「(チームの運営会社)いわきスポーツクラブはもとより、関係機関と連携・協力しながら、全国に誇れる地方創生の成功事例となるよう全力で取り組んでいく」と呼びかけた。市は可能性調査事業に対し、3276万3千円の補正予算案を計上している。
 また自らが肝いりとする防災庁の機能誘致に関しても触れ、いわき市に昨年12月に設けられた国連の「地域リーダー国際研修センター(CIFAL=シファール)」や、誘致を進める官民一体の期成同盟会と連携し、災害レジリエンス(回復力)の高いまちづくりを目指すと強調した。
 再生可能エネルギー発電施設の適正な運営を図る市独自の条例制定や、親の就労の有無に関係なく保育を利用できる国の「こども誰でも通園制度」に合わせた関係条例の改正も示した。
 (写真:市議会6月定例会に合わせアロハシャツを着用した議員)

PR:全国各地から厳選した「旬の魚」を吟味しすべて「生」からお造りいたしております

カテゴリー

月別アーカイブ

広告バナー(常光サービス)
More forecasts: 東京 天気 10 日間

関連記事

PAGE TOP