魚類学者で、東京海洋大名誉博士のさかなクン(東京都出身、千葉県館山市在住)のNHKEテレの冠番組「ギョギョッとサカナ★スター」の巡回展「ギョギョッとサカナ★スター展~お魚たちが教えてくれる海のこと~」が30日、ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」で始まった。11月3日まで。
さかなクンはメディア出演のほか、さまざまな魚の情報や知識、美味(おい)しい食べ方をはじめ、持続可能な漁業、プラごみ問題といった海洋環境保全を訴える講演活動などを全国各地で行っている。
今展では番組の紹介とともに、子どもから大人まで、幅広い年齢層が魚たちの生態や、海の現状に目を向けられるメッセージ性の高い内容となっている。
番組は毎週金曜日午後7時25分からNHKEテレで放映されており、さかなクンが毎回、共演者のタレントで女優の香音(かのん)さんとともに全国を駆け回り、毎回ターゲットとなる海(ときには河川、湖)の生き物を「サカナ★スター」として取り上げ、その生態や体の仕組み、美味しさなどに迫っている。
会場ではオオカミウオやカレイ、タカアシガニ、ダンゴウオなど、常磐沖、同館でもおなじみの生きものたちを描いたさかなクンの巨大イラストと、可愛らしく装飾されたフグやホウボウ、カブトガニなどのはく製を展示する。
番組で登場する軽トラック「ギョギョッと号」と、ふたりのパネルのほか、ウナギなど遠洋を旅する魚たちを取り上げた3分ほどの映像、ゲームのコントローラーを用いて、3Dスキャンしたウツボとイシガキフグの『体内』をみることができるコーナーもあり、子どもたちの注目を集めていた。
入館口前のスーベニアショップ「Uminosato(ウミノサト)」では関連グッズも販売している。
(写真:さかなクンが描いた巨大イラストを眺める親子連れ)
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さかなクン番組がアクアマリンふくしまへ 「ギョギョッとサカナ★スター展」開幕






