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高校ラグビー県大会 平工・小名浜海星含む合同チーム、勿工 準決勝敗退
高校ラグビーの聖地『花園』出場を懸けた「第105回全国高校ラグビーフットボール大会県大会」(県高体連、県ラグビー協会など主催)の準決勝が3日、第71回県高体ラグビー競技を兼ねてハワイアンズスタジアムいわきで開かれた。
第1試合では平工から2人と小名浜海星から1人が福島・安積と共に出場した4校合同チームが松韻福島に14―42で、第2試合では3年ぶりの優勝を目指す勿来工が連覇を狙う聖光学院に0―48で敗れ、ともに決勝進出はならなかった。
合同チームは、松韻福島得意のモール攻撃に苦戦し、圧力のある塊に再三ゴールラインを越えられてしまった。その突進を食い止めてもBKに回されてボールを奪うまでにはいかなかった。
それでも合同チームは後半7分、敵陣ゴール前中央のラックからチャンスをつかんでトライを返すと、18分には敵陣でのラックから相手が蹴り上げたボールに体を張って果敢にチャージ。すぐこぼれ球を拾ってトライに結びつけた。
勿来工は、聖光学院のスピードに乗った突破力と鋭いステップワーク、時折見せる飛ばしパスなど変幻自在な展開ラグビーに何度もタックルをかわされ、トライを奪われた。
キックで前進を図ろうとするとボールキャッチから素早いカウンターを浴びて苦しい展開になった。勿来工は自陣からでも積極的にパスをつないで相手陣に入ろうとするが、最後までゴールラインを割れなかった。
(写真:熱戦を繰り広げた合同チーム)