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「建物ゼロ円でも」いわき市 田人・おふくろの宿 地元意向踏まえ譲渡へ

 市は田人町旅人の宿泊施設「田人おふくろの宿」について、2026(令和8)年度中の民間譲渡を目指している。
 民間譲渡にあたっては地域活性化に寄与し、地元住民の意見を最大限尊重することを条件に、建物の利用範囲・用途に制限は設けず、譲渡を受けるために必要な最低価格の条件も設定しない。「ゼロ円」でも可だ。
 対象となるのは田人おふくろの宿に加え、キャンプ場の「田人ふれあいの里」、広場の「たびと水車の里」と駐車場。土地については別途、所有者との売買または賃貸借契約等の締結が必要となる。不要とする建物は市が解体・撤去する。
 必須となる事前面談は12月19日、応募登録は同25日、提案書は来年2月27日まで。
 おふくろの宿は1992(平成4)年、首都圏との交流拠点や、地域住民の憩いの場所として整備された。木造2階建ての宿泊施設をメインに、バーベキューハウスやテニスコート、体育館も完備している。
 ただ東日本大震災・東京電力福島第一原発事故の影響で客足が落ち込んだほか、2019年の東日本台風ではアクセスする国道289号が土砂崩れで通行止めとなった上、翌20年からはコロナ禍が追い打ちをかけた。施設の老朽化も目立つ。
 いわき市の自然豊かな環境に溶け込んだ施設とあって、担当する市農業政策課では「地域の意向に沿ったふさわしい譲渡先が見つかれば」と話している。
 詳しくは市ホームページ<こちら>へ。
 (資料写真:田人おふくろの宿)

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