いわきＦＣ アウェーで富山に２－１ 谷村２発で今季初勝利！

　サッカー・明治安田Ｊ２リーグの第１０節として、２０位（最下位）のいわきＦＣは２０日、アウェーの富山県総合運動公園陸上競技場（富山市）で、１１位のカターレ富山に２－１で勝利した。リーグ開幕から１０戦目で待望の今季初白星を手にし、連敗は５でストップ。降りしきる雨の中、選手たちとサポーターは敵地で勝利の『どんわっせ』を舞った。
　通算成績は１勝３分け６敗の勝ち点６。順位は２０チーム中２０位で変わらない。次節は２５日、アウェー・PEACE STADIUM Connected by SoftBank（長崎市）で、７位のＶ・ファーレン長崎と対戦する。キックオフは午後７時。
　いわきは前半７分、ＭＦ坂岸寛大（２３）の右コーナーキックに、ファーのＦＷ谷村海那（２７）が反応してダイレクトに右足を振り抜いて先制。しかし３９分、自陣右サイドを攻略されて同点に追いつかれる。
　１－１で迎えた後半は雨が徐々に強まるが、いわきが両翼を生かした粘り強い攻撃を見せると、３８分に途中出場のＭＦ山下優人（２８）による右コーナーキックを、ペナルティーエリアでＦＷ山口大輝（２７）が頭で反らし、最後は谷村が２点目となる決勝弾を挙げた。
　勝利の立役者となった谷村は「やっと勝つことができた。ここからが始まりだと思っている」と満面の笑みを浮かべた。コーナーキックからの得点はそれぞれ狙い通りだったと胸を張る。
　そしてこの１勝を足掛かりとし、さらに全員で富山戦以上のプレーを繰り広げると誓った谷村。「これからも応援よろしくお願いします」と笑顔でサポーターに呼びかけた。
　（写真：先制点を決めて喜ぶ谷村）