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いわき震災伝承みらい館 国の「NIPPON防災資産」に 語り部活動が評価
薄磯三丁目の「いわき震災伝承みらい館」が、災害の教訓を伝承する施設や、防災につながる地域の活動の優れた事例を認定する国土交通省と内閣府による「NIPPON防災資産」の第2弾に選定された。
内閣府によると、いわき語り部の会と連携して活動し、館内で実施する定期講話に加え、ガイドツアー、出張講話、オンライン講話など多岐にわたる活動の展開が評価された。また語り部の資質向上のため、年2回の研修の実施や若年層を対象に、新たな語り部の発掘など積極的な取り組んでいる点をたたえる。
同館は2020(令和2)年5月にオープン。震災関連資料の保存・展示を含め、災禍の記憶を可視化したり、教訓を後世に伝えたりする施設として整備された。
認定式が22日、東京・霞が関で行われ、高田悟館長、坂本美穂子副館長が出席。金子恭之国土交通相、赤間二郎防災担当相の連名で認定証が贈られた。今回は全国7府県の10件が新たに選出された。
(写真:認定式に臨んだ金子国土交通相、高田館長、坂本副館長=左から)