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郡山・笹の川酒造 シーズン最初の「今朝しぼり」展開 いわき市3店舗で取り扱い
明和2(1765)年創業の蔵「笹の川酒造」(郡山市笹川)は24日、いわき市と双葉郡楢葉町の販売店4店舗で、今季の新酒第1弾となる純米吟醸無濾過(ろか)生原酒「今朝しぼり」を数量限定で販売した。各店舗の店頭分がなくなり次第販売終了となる。
取り扱い店舗のひとつ、JRいわき駅前ビル「ラトブ」1階のデリシャスパークリカーコーナーでは、笹の川酒造営業部の佐藤遼さんが商品をPRした。今年の特徴は、例年よりアルコール度数が低めで飲みやすく、辛口だがフルーティーさも感じられるという。
コロナ禍によるアルコール離れから「あらためて酒の魅力を知ってもらいたい」と、しぼりたての生原酒「今朝しぼり」を提供している。いわき市では昨年に続き2年目の試みとなった。同社によると、第2弾は来年2月ごろに販売予定。
「今朝しぼり」はその名の通り、当日の早朝にしぼる、わずかに炭酸ガスを含んだ生原酒で、無濾過のため、お酒が本来持っている酵母などの様々な成分が生きており、芳醇でフレッシュな香味が持ち味だ。
3日程度はしぼりたての風味が存分に味わえる。開栓後1週間程度は日々、変化する味わいが楽しめるという。市内での取り扱いはラトブのほか、草木台の「田舎んぼ」、小名浜の道の駅いわき・ら・ら・ミュウ内「いわきの物産銘品プラザ」。
(写真:今朝しぼりをPRする笹の川酒造の佐藤さん)