小名浜の早咲きの紅梅の記事を見たら、後田にある白梅も随分と早く咲いていたので、お知らせしようと思って――。
後田町堀ノ内の高台にたたずむ、白梅の古木でも例年よりひと月ほど早く開花が確認され、近隣住民を驚かせている。
見つけたのは、いわき民報に一報を寄せた、読者の山本禎子さん(80)=植田町=。東日本大震災後から白梅の近くの畑で家庭菜園をしており、5日に畑に足を運んだところ、ふと数輪開花しているのを見つけた。
この時季、同所には北からの冷たく強い風が吹きつけるが、白梅は日あたりの良さからか、例年、1月下旬から2月には開花している。ただここまで早い開花は珍しいという。
平中山の園芸店「HARVEST―はあべすと―」の代表で、園芸ソムリエなど多方面で活躍する芦沢久美子さんによると、「断定はできませんが、温かくなると花芽を守る植物ホルモンがなくなり開花するので、暖冬の影響で『春が来た!』と勘違いしたのかも」。
古木の前を通る未舗装の道沿いには、中世に建てられたとされる鎮守神の御霊神社、古木の根本には庚申塚があり、一角にはかつて植田中の旧校舎もあった。
後田町で育った山本さんら世代にとっては慣れ親しんだ通学路で、近くに住む高齢の男性も「よく学校帰りに梅をかじって怒られたもんだよ」と懐かしみながら、半世紀以上が経った今も変わらず元気に咲いていることを知り、うれしそうな笑みを浮かべていた。
(写真:後田町の高台に咲く古木の白梅=7日)
ニュース
暖冬の影響か 後田町の高台でも早咲きの梅 本紙読者が情報寄せる






