福島県いわき市のニュースやお悔やみ情報等をお届け

ニュース

かしま病院「いとちプロジェクト」昭和上條医療奨励賞に輝く 地域連携を評価

 鹿島町のかしま病院が地域コミュニティーと連携し、医療を取り巻く課題と向き合う「いとちプロジェクト」。地域住民が主体となって医師とかかわったり、病気の有無を問わずに市民が医療機関と接する機会を提供した点が評価され、昭和医科大学医療振興財団が多職種連携をたたえる「第1回昭和上條医療奨励賞」に輝いた。
 かしま病院の渡辺聡子医師(総合診療医)は「地域に溶け込んで、医学教育を行っている新規性が評価された」と話す。いとちプロジェクトでは医療人を育成するにあたり、医学生や研修医が地元住民から暮らしや文化を学ぶことで、地域の背景に思いを寄せ、単に技術を習得するにとどまらず、ひいては医師の定着も図れるという。
 プロジェクトでは病院近くの「かしまホーム」を会場に週1回、住民の日常に触れる「いとちワーク」を展開。この試みではまち歩きを重視しており、医学生や研修医が患者の社会的な背景を理解していく。プロジェクトメンバーで、地域活動家・小松理虔さんは「患者さんのバックグラウンドを知ることによって、その人らしい生き方を提示できる」と呼びかける。
 いとちワークでは患者も積極的に協力する。生涯学習ともの会代表の皆川亨智さんは脳梗塞から回復した経験がある中で、いわきヘリテージ・ツーリズム協議会のガイドとしてのキャリアを生かし、まち歩きの講師を務めている。
 医療従事者が積極的に地域に赴くことで、コロナ禍で中止となっていた朝市を、同病院の駐車場で再開させた。そこには健康ブースを設け、住民のちょっとした相談に応じており、日常から病院との関係を築くことにもつながった。
 授賞式は昨年12月22日、東京・昭和医科大上條記念館で行われた。渡辺医師らは13日、市役所を訪れ、内田市長に受賞を報告した。渡辺医師は「医療の問題を病院の外に置くことで、これからも地域共生を深堀していきたい」と話している。
 (写真:内田市長に受賞報告をした「いとちプロジェクト」)

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

カテゴリー

月別アーカイブ

広告バナー(常光サービス)
More forecasts: 東京 天気 10 日間

関連記事

PAGE TOP