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いわき市 26年度の一般会計予算は1594億円 市税収入は過去最高
内田市長は12日、市の2026(令和8)年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は1594億9012万6千円(対前年度86億5224万3千円、5・7%増)で、2年連続で前年を上回った。
物価高への対策として、国の重点支援地方交付金を活用し、19歳以上の市民1人あたり5千円の現金給付を盛り込んだほか、昨年9月の市長選における公約の実現として、公共事業を前年から51億2810万5千円の増額とし、市内事業者の振興や災害対応力の向上につなげる。
まちづくりの経営指針として、5つの主要な項目を設定。教育や子育てに関する「次世代を育てる」に64億3158万7千円、市が標ぼうする「逃げ遅れゼロ、災害死ゼロへ」や、医療・健康の充実などに対する「命・暮らしを守る」に22億3632万8千円を付けた。
まちづくりや環境、GX(グリーン・トランスフォーメーション)、地域交通を扱う「まちの魅力を高める」に16億8993万5千円、企業誘致や農林水産業の振興、観光・文化・スポーツを盛り上げる「豊かさを創る」に11億9608万円としている。
構造改革・DX(デジタルトランスフォーメーション)には1億7541万円を充てる。
歳入のうち、市税は過去最高の541億59万5千円で、前年度から3・0%の増。背景には賃金増による個人市民税が増えた点にあるという。
特別会計は1335億6591万8千円(前年比254億9799万2千円、23・6%増)。居宅介護サービス給付費の増等に伴う保険給付費、JR湯本駅周辺土地区画整理事業の進ちょく、いわき平競輪場におけるKEIRINグランプリの開催などが押し上げた。
企業会計は702億7911万5千円(同28億283万1千円、4・2%増)。平浄水場テレメーター更新と基幹浄水場連絡管整備や、大雨被害軽減集中対策プロジェクトの本格化に伴う増の一方、病院内のネットワーク機器更新完了に伴う減がある。
合計は3633億3515万9千円(同369億5306万6千円、11・3%増)となっている。一般会計の当初予算単体では2013(平成25)年度の1840億8956万9千円が最も多いが、3会計合わせてでは過去最大となった。KEIRINグランプリの開催が下支えしている。
(資料写真:いわき市役所本庁舎)