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片隅抄

2026.03.17

古くは飛鳥の皇極天皇時代、五新嘗祭に魔除け、災いを避ける縁起物として赤米などを奉納したことが赤飯の源流で、枕草子には小豆粥を食べる風習が記載されている▼宮中の行事食だったが、江戸時代中期ごろに白米を小豆で色付けした赤飯が庶民に広まり、身近な祝い事で食べられるように。一部では不吉な出来事を避けるための縁起直しにと、葬儀や法事の際に赤飯を振る舞う風習も。本市では大往生を迎えた故人にあやかり紅白饅頭や赤飯が振る舞われることがある▼公立中学の卒業祝いとして「3月11日」に出される予定だった赤飯約2100食分が、学校への指摘で廃棄された。不謹慎との理由だが、何ともやるせない思いだ▼わが子もそうだが、この卒業生は震災の発生年度に生まれた。当時、ミルクやオムツを確保するのに苦心したのを、つい昨日のように思い出す。歴史、民俗的な背景、震災の教訓を複合的に鑑みても抄子には廃棄する理由が見当たらない。

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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