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小名浜製錬所 来年3月めどに生産の一部停止 いわき市は再就職支援チーム設立へ

 三菱マテリアルは来年3月末をめどに、小名浜字渚の小名浜製錬小名浜製錬所について、銅鉱石や廃電子基板由来の銅生産を停止する。
 1965(昭和40)年に日本初の共同銅製錬所として操業を開始して以来、いわき地方の産業を支えてきたが、中国で銅製錬所が増えるなどの外部環境から、採算確保が難しくなっていることを理由に挙げる。従業員は約580人で、300人程度の希望退職を予定している。
 同社によると、鉱山会社から銅精鉱を購入する際の条件が大幅に悪化しており、今後の見通しも不透明な状況にあるという。
 なお小名浜製錬所の「電解工場」は操業を続ける。白金やパラジウムのリサイクルと精製を行うPGM工場や、三菱マテリアルグループの伸銅品事業向けインゴットを製造する鋳造工場などについても継続する。
 また検討中であったリサイクル用前処理施設の導入計画は中止する。一連の稼働停止に伴い、2026年3月期に210億円の減損損失を計上する。
 内田市長は同社の発表を受け、「同社は長年にわたり、本市の経済や雇用を支えて頂いただけに、今回の発表にとても驚いています。今般、大規模な従業員の解雇が想定されます。そのため関係団体でつくる『再就職支援チーム(市雇用対策安定会議の小委員会)』を早急に設けて対応します」とコメントしている。
 具体的には、関係機関との間で情報共有を図るとともに、公共職業安定所とも緊密に連携しながら、再就職が必要となる従業員に加え、関連企業の従業員を支援していくという。その上で「新たな事業展開の検討について、前向きな対応を求めていきたいと考えています」と重ねた。
 いわき商工会議所の正木好男会頭は「小名浜製錬小名浜製錬所は長年にわたり、いわき経済の中核企業として、自社の雇用のみならず、さまざまな業種の企業とのサプライチェーンを築いており、地域経済に大きな影響を及ぼすことを懸念している。行政および関係機関と協議し、従業員の再雇用や関係企業の影響など実態を把握した上で、対応策を考えていきたい」と話している。
 (写真:一部生産を停止すると発表された小名浜製錬所)

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