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3月11日の赤飯廃棄巡り いわき市の服部前教育長 材料費など私的に負担
いわき市の中学校給食で赤飯が廃棄された問題を巡り、前教育長の服部樹理氏(現文部科学省初等中等教育局視学官)が材料代や炊飯の委託料など約30万円を私的に負担していた。
市教委は3月中に市の顧問弁護士に相談して差し支えないと判断したが、会計処理上問題がある可能性が浮上し、改めて事実関係を精査している。
赤飯は3月11日、市内5カ所の中学校で卒業祝いとして提供を予定していたが、保護者から東日本大震災の発生から15年の日と重なった点を指摘する連絡があり、服部氏ら市教委幹部が協議して取りやめを決定。調理済みの約2100食の赤飯は廃棄され、生徒たちには非常用の缶詰パンなどを配った。
赤飯は福島市の業者が納入し、いわき市の3業者が炊飯を担った。市教委によると、赤飯の廃棄に対する会見を行った16日以降、服部氏から費用を負担する意向が示されたという。振り込み先と請求額を伝えると、その後支払いを完了したと告げた。
服部氏は3月末をもって、市教育長を退任した。市教委によると、今回の件は国家賠償法上、服部氏が個人で賠償等を負う必要はないとしているが、道義的な責任を取ったのではないかとしている。
(資料写真:いわき市教委が入る市役所東分庁舎)