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21年に小名浜で起きた殺人事件 男2人に懲役17年と15年の実刑判決
いわき市小名浜で2021(令和3)年9月にマージャン店経営の男性=当時(56)=が刃物で刺されて死亡した事件を巡り、殺人の罪に問われた、同市江名字北口、土木作業員の男A(64)と、同市平上荒川字長尾、無職の男B(62)の裁判員裁判・判決公判が30日、地裁郡山支部(下山洋司裁判長)で開かれた。
男Aに懲役17年(求刑同18年)、男Bに懲役15年(求刑同16年)の実刑判決が言い渡された。
事件は21年9月4日午後9時40分ごろ、同市小名浜林ノ上の鉄道線路上で発生。男Aの指示を受け、男Bが刃物で男性の胸や腹などを突き刺すなどし、約12時間後に搬送された市内の病院で失血死させた。
検察側は指定暴力団住吉会系暴力団幹部だった男Aが、組から破門や絶縁を言い渡された男性が地元でマージャン店を営んでいる点を問題視し、男Bに犯行を申し付けたことを明らかにしている。
判決の理由として、男Aの犯行に至った経緯が、暴力団のルールに背いたものである上、男Bが男Aの依頼を受けて実行役を務めた点に対し、「組織内のルールを破った者には殺害を含む制裁を加えざるを得ないという考え方自体、一般社会の常識に沿わない暴力団特有のもので、その刑を減じる理由にはならない」と断じた。
また弁護側は男Bについて従属的な立場だったと主張したが、「兄貴分である男Aのためなら殺人に及ぶことをいとわず、実際に残虐行為に及んでいることを照らせば、刑事責任は男Aに大きく劣るものとはいえない」とした。
(資料写真:福島地裁郡山支部)
おことわり 本紙では実名報道しています。