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吹奏楽の全国大会 磐城は銀賞 丁寧な表現と重厚な響きが会場を包む
第74回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟などの主催)の高校の部が1日、アクトシティ浜松(静岡県浜松市)で開催された。
いわき市からは東北代表として、磐城が3年連続25回目の全国大会出場を果たし、前半の部の9番目に登場。結果は惜しくも銀賞で、2015(平成27)年以来11年ぶりの金賞には手が届かなかったが、会場に響き渡った『磐高サウンド』は聴く人の心に確かに残った。
全国大会には11支部の代表30団体がエントリー。前後半15団体ずつ独立して審査され、4曲中1曲を選ぶ課題曲と、それぞれで選曲する自由曲の計2曲の演奏に応じ、金・銀・銅の各賞が贈られる。
磐城は、課題曲はIV「管楽器のためのフィナーレ」(伊藤康英作曲)、自由曲は「バレエ音楽『ヨゼフ伝説』より」(R・シュトラウス作曲)を披露。課題曲では楽曲を構成するソナタ形式を良く理解した丁寧な表現を繰り広げ、自由曲では重厚な響きと確かな技術でクラシックの難曲を見事に吹き切った。
部長の佐藤孝春さん(17)=3年、トロンボーン=は「練習の通りの演奏ができ、緊張感はありながらもとてもリラックスしていました。みんなと演奏できた(規定時間の)12分間は人生の宝物になりました」と声を弾ませた。
指揮をした橋本葉司さん(67)は「のびのびとした素晴らしい演奏でした」とたたえた。「音楽は生き物」という考えを大切にし、本番直前までより良い演奏を追求した。「生徒たちは良く頑張ってくれました」
また橋本さんは今回の全国大会で通算15回の出場となり、全日本吹奏楽連盟から「長年出場指揮者表彰」を受けた。県内の指導者では15年の故・根本直人さんに次いで2人目。
(写真:本番を終えた部員たち)