昨日付、ある全国紙の中面にいわき、高萩、北茨城の各市が連携する観光キャンペーン「いわき・ときわ路夢街道」をPRする全面広告が載っていた▼紙面にはハワイアンズのステージショー、アクアマリンふくしま、割烹一平のどぶ汁などがカラー写真とともにていねいな説明記事が添えられていた。読み進めるうち、「みろく沢炭鉱資料館」の章に目が留まった▼同資料館は内郷白水町の渡辺為雄さんが炭坑の歴史を後世に伝えるため平成元年、自宅敷地内に建設した手づくりの施設だが、文の末尾に「渡邉さんは07年度には『ふくしま民報賞』を受賞しました」とあるのが気になった▼07年、いわゆる平成19年に本社主催「第37回いわき民報賞」を受けている渡辺さん。当時取材した関係で、記述の賞について電話で確認したところ否定された。揚げ足を取る気はなく、ここは事実に基づきたい。今年86歳を迎えるが、久しぶりにお元気な声を聞くことができた。