〝師走選挙〟となった第46回衆院選が16日行われ、即日開票された。懸念されていた小選挙区の投票率はいわき市で54・81%、双葉郡で54・18%、福島第5選挙区全体で54・70%だった。いわき市は12・21、双葉郡は20・51、全体は13・66ポイント下がった▼県内最多の6人が立候補した福島5区。東京電力福島第一原子力発電所事故の影響による避難者が多い双葉郡を選挙区に持つことから、全国的にも注目を集めたようだ▼開票所となった市立総合体育館にも、大勢のテレビ、全国紙の記者らが訪れ、票読みをしていた。確定は深夜から未明を想定していたが、開票作業もスムーズに進み、何とか投票日中に終わった▼全国的には、21年8月の前回と様相が一変した。今回の結果を受けて、いわき市内の国会議員は、衆参合わせて5人となった。復興の加速が期待される。選挙期間中遊説や街頭演説などで訴えていた「復興のスピードアップ」をぜひとも果たしてほしい。
片隅抄