4日に公示された衆院選。12日間の選挙戦も折り返しをすぎ、終盤戦に突入した。各陣営とも残り2日間の追い込みに入っている▼県内最多の6人が立候補している福島第5選挙区。衆院選では入社以来、記憶にない最多の立候補者数となった。今回、政党が乱立している影響もあるとみられる▼福島5区は、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響による避難者が多い双葉郡も選挙区となる。避難者が市内外に散在し、市外でも遊説するなど、全県選挙区の様相も見せている。各陣営とも、これまで経験したことのない選挙戦だと思う▼市選管によると、11日までの7日間の投票者数は1万1793人で、前回(平成21年8月)の同期間に比べ、1637人少ない。昨年11月の県議選、今年9月の市議選とも、投票率が下がった。市明るい選挙推進協議会、市選管では積極的に街頭啓発を行うなど、投票率アップに懸命だが、投票率低下を止める特効薬はないのだろうか。
片隅抄