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片隅抄

2015.06.06

「いわき和紙」の技術を習得、継承するため県外の男女2人が協力をするという記事を見ながら、昨年亡くなった瀬谷安雄さん=いわき和紙製作技術者として市指定無形文化財、遠野町=も天国から慈悲深い笑顔で見守ってくれるだろうと思う▼各紙の記事を見ると「いわき和紙」「遠野和紙」とある。公式には「いわき和紙」と呼ぶようになったが、どうして画一的な呼び方に改称したのかわからない▼遠野の風土、そして遠野で生まれ育った瀬谷さんら地元の人たちの手によって現在まで継承されてきた遠野の宝なのだから、対外的にも「遠野和紙」と呼ぶのがふさわしい▼黄門さまの『大日本史』に使用されたの紙は茨城県常陸太田市の「西の内和紙」、福島県にも二本松市に「上川崎和紙」がある。和紙が伝統的なものなら、名称も語り継いでいきたい。仮に「いわき和紙」ならば、平の繁華街に誰でも和紙製作を体験できる施設ぐらい造っておくべきだと思う。

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