福島県いわき市のニュースやお悔やみ情報等をお届け

片隅抄

2016.04.15

記憶にある中で、東日本大震災とは別に怖い思いをした地震がある。昭和53年6月12日に発生した「宮城県沖地震」。今でも当時の様子をありありと思い出せる▼西日の強い午後5時すぎ、自宅の窓際でラジオを聞いている時だった。突然、ドドドッという突き上げるような激しい揺れに襲われ、うろたえた。にぎやかなピンク・レディーの音楽も地震速報に切り替わった▼翌13日付の本紙を確認すると「勤め帰り 炊事時を襲う」「断水720戸、停電612戸」「常磐、磐東線ズタズタ」などの見出しが強震による市内の被害を物語っている。さらに宮城県内では、ブロック塀などの下敷きなどで28人が犠牲になった▼昨夜、熊本県で震度7の強い地震が起きた。津波被害は出ていないようだが、家屋倒壊で亡くなられた人もいる。この状況を考えるにつけ、いつ、どこで地震があっても不思議ではない。防災、減災の心構えはますます重要になってきている。

PR:地域密着型の金融機関(信用組合)。地域社会への貢献を使命とし、地元の企業や住民が対象の預金・融資などの金融サービスを提供しています。

カテゴリー

月別アーカイブ

広告バナー(常光サービス)
More forecasts: 東京 天気 10 日間

関連記事

PAGE TOP