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片隅抄

2017.07.21

夏の甲子園出場をかけた県大会が佳境を迎えている。いわき勢同士のつぶし合いもあったが一歩抜け出た、いわき光洋が準決勝に駒を進めた。きょう白河グリーンスタジアムで福島商と熱戦を展開中▼結果はもう少したつと分かるが、いずれにせよ選手の健闘をたたえたい。こちらも運動神経がよければスポーツに興味を持つのだが、この年まで各競技にかかわったことがない。それでも中学生時代の夏休みにある思い出がある▼昭和50年7月27日、部活の先輩に連れられ、夏の甲子園福島大会決勝戦会場の平野球場に足を運んだ。試合は磐城対白河農工戦。本紙のバックナンバーを確認すると2万人が観戦に訪れたという。確かにすさまじい応援合戦が繰り広げられていた▼最終回、外野フライをとらえた磐城高が優勝を決めたと記憶する。さて高校生たちが若い力をぶつけ合う催しを「○○甲子園」と例える。主役はあくまで生徒であることを忘れてはならない。

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